232 人間失格
集英社
売り上げランキング: 4020

まぁ、仕方ない
自社への皮肉もあるのだろうか
価値ある一冊
心の奥をえぐられるよう
陽光から逃れるように
太宰治の著.
最近,青空文庫というので,著作権フリーになった昔の名作がただで読めるので
そこらで読んでみた.
人の顔色ばかりうかがって生きていく,端正な顔立ちの男が人生を転がり落ちていく様.
太宰治の知り合いのカフェのマダムの知り合いで,店によくきていた客の実話?という
形になっているが,どうなのやら.
自分がなくて,フワフワしてて,人生に現実感がないんだな.
でも,なんとなく,共感する人は多いのかもしれない.
自分が無くて,質問には,自分の答えたい事じゃなくて,相手の答えて欲しいと思っているだろうことを答えてしまう.
そんな時ありませんか? そんな人いませんか?
ある意味,ノリだけで生きていく間に,社会主義運動に何のポリシーも無いままに参加するようになり,
言われるから活動や行動をおこす.
そうこうしている間に,酒,女遊びを覚え,金を浪費していく.
この浪費でも,現実感がない.
そのうちに,ヒモみたいになっていって,アル中,薬物と・・・・.
んでもって廃人・
そんな感じの本です
.
あ,だいたいストーリー言っちゃった.
でも,まぁ,古典だからご存じですよね-.
感心したのは,なんというか,文筆の迫力でしょうか?
最近,文学は軽いミステリー小説なんぞと,
他は,専門書やビジネス書みたいなもんばかり読んでるので,
文章のパワーってもんに,圧倒されることは殆どなかったと思うのだが.
さすがという感じです.
力づよい!
別に,読み終わった後,
ド凹みしたりする本ではないので,恐れず読んでいただいて結構でございます.



![ビブリオバトル[知的書評合戦]](img/bn_biblio.jpg)
