231 イスラーム文化
岩波書店
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イスラムを知ろう。ムスリムを知ろう。
転機をむかえている?イスラーム
ごく大づかみに その全体像を見ておくこと
イスラム理解には欠かせない良著
イスラームの基本を理解するのに良書。イスラムってよくわかんないよね。
世界で2番目に信者が多いといわれるのに
日本ではマイナーな宗教、イスラム教。
日本は歴史的に、仏教・儒教が強い中国、韓国の影響をうけつづけてきて、そのあとオランダ、ポルトガル、アメリカ、イギリスなんぞで、キリスト教の影響を受けた。
結局、アラビア世界、ペルシャ世界のイスラム教との接点を歴史的に持ってこなかった。
しかし、ここにきて、中東派兵、イラク問題、アフガニスタン問題と、日米同盟や石油確保に絡んで様々な接点が生じている。
いろいろテロもおきるが、他人の国へお節介を続けるアメリカや西欧諸国に キリスト教vsイスラム教の十字軍再来を感じる人は多いはず。
この本は、もう10年以上前にかかれた本なんですけど、
イスラム教の本質をパッと読んで知りたい人にはいい。
まず、教祖ムハンマドがどんな人だったのか。
そして、コーランとはなにが書いてあるものなのか?
イスラム教の神様とキリスト教の神様が実は同一の存在であるっていうことは、結構有名だけど、
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教っていうのは
変な言い方すると
ドラクエ1、2、3みたいなもんですね。
仏教や日本神道とかとは、別次元の類似性をもっているのだ。
というわけで、イスラム教徒に
「世界三大宗教は キリスト教、イスラム教、仏教だ」
といってもピンとこないらしい。
仏教はぜんぜん質的に別もんですね。
本書で知って、ふーん て思ったこと。
最近よくきく、イスラム教のスンニ派とシーア派がどうちがうのかがよくわかった。
かなり、違うな。
ちなみに 大きく分けてアラビア世界のマジョリティがスンニ派でイラン(ペルシャ文化)がシーア派なのだそうだ。
アラビア人とペルシャ人では民族性が全然違って、
それ故に、イスラム教がそれぞれに対応して、大きく変わったんだとさ。
あと、イスラム教とキリスト教の違いがよくわかりました。
なぜ、キリスト教文化の方が「華美」なイメージがあるのか?そして、イスラムの国では政教分離がなされないのか
?
その鍵はイスラム教そのもののもつ「聖俗非分離」の教えがあるのだという。
だから、神父様、牧師様みたいな存在もいないんだとか。
もともと聖と俗は一体なのだから、
俗の一部の政治が、教から分離するのはナンセンスなわけだ。
とはいえ、政治と宗教の権力が同一になれば、どうしても権力の集中が起きて、専制的になりがちになる。
大きな崩壊を起こさない為には、ある程度の分離は必要になるんだろう。
いやー、
これから中東のニュース聞くときは、ちょっとは
スンニ派、シーア派を識別できそうです。



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