229 オバマのグリーン・ニューディール
日本経済新聞出版社
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今話題のスマートグリッドを知るには良書、でも後半に★マイナス米国が元気になった.
スマートグリッドはノリノリだ.
で,舶来もの好きな日本としては官僚がざわめきだして,
急遽,「うちらも,スマートグリッドやらなーん!!!」という暴風が東京(霞ヶ関)発で吹き荒れている.
永田町でどれだけの人間が,スマートグリッドにピンときてるのかは分からないが,
経産省あたりからは,激しく メッセージが放たれている.
そして,産業界も,商機はつかみたい,乗り遅れるなと動き出す.
僕らのプロジェクトも,そらぁ,風にはのらなあかんからと,
看板に「スマートグリッド」を冠し直してセイルを張った.
とはいえ,実は
「スマートグリッド」って何か,正直,定義はあやふやなのだ.
Googleとかが,現状やってる事をもってスマートグリッドの意味づけに
している感じがあるが,
要は,
「ネーミング勝ち!」
な感じもあるんですよね.
米国で動いているスマートグリッドじゃ,将来展望として足らんから,
なんか,新しい名前つけようかとしたけど
スマートグリッドって名前はヤッパ,カッコエエのです.
さてさて,
オバマ政権になって加速したアメリカの環境・エネルギー政策が
どういうバックにもとづいて,どこに向っているのか?
そして,なぜアメリカにとって,有利なのかを ざくっと解説してくれている本.・
よみやすい.
スマートグリッドのみならず,我らが松本氏発案のECOネットについての言及があるのも,味噌.おもしろい.
日本のエネルギー政策,環境政策などで足りないものを知らしめられる.
それは,やはり戦略性であろう.
それは,戦略を絵に描く事じゃない.
異分野にまたがるバランス感覚で政策を立案することだ.
いわば,システムとして世界をみるか,要素として世界を見るか.
日本は要素還元的思考はつよくて,縦割り分業はメッチャ強いんだけど,
「○○○はAにもいいし,Bにもいいし,Cにもいいんだよ!」
みたいな主張を合計三つ星の主張として,実行する事が出来ないんだ.
いや,ホント苦手みたいです.
上記の場合,Aが国交省管轄,Bが経済産業省管轄,Cが防衛省管轄なら,それぞれがそれを1としてしか,認識せず,1の意味でしか行動しない.
そのとき,お隣の省庁管轄にどんな被害が出ても知らんぷりだ.
選挙期間(09衆院選)なので,センシティブだが某DPという政党が,高速道路の無料化を公約に掲げているが,環境面の利益まで考えたら出せない政策だろう.
ちなみに,順序が変になったがスマートグリッドの魅力は
産業的に, 太陽電池を始めあらゆる再生可能エネルギーの電源事業,蓄電事業,家電事業,自動車産業そして計測機器事業,IT事業,さらには金融業界にもビジネス拡大の機会を提供するし,それがひいては国際競争力に結びつく.
さらに米国のスマートグリッドを超えて,我々が主張しはじめている自律分散型直流スマートグリッドの場合により顕著なのだが・・・,
たのしい省エネが可能になり,経済の発展と齟齬の無い形で,「もったいない」文化を形成できるビジョンがある.
アメリカは,情報産業の下地が強く,エネルギー産業を支えながら,バイオ燃料で農業を支え,
さらにシリコンバレーに新たなビジネスチャンスをあたえるんだから,
一石何鳥なのかわからない.
日本だって,状況は近い.
特に防衛力が微妙な現状では,アメリカが焦るのと,それ以上にエネルギー安全保障を真剣に考える必要がある.
再生可能エネルギーの利用は喫緊なのだ.
そして,それを達成しつつ,産業創成できれば,ベンチャー育成できたら,それに越した無いじゃないかー.
と,半分以上,この本の内容というより,僕の叫びだったけど.
さらっと,現状を把握するのに,ためになる一冊です.
スマートグリッドは今後10年は最低きますよ.
5年後には米国のスマートグリッドよりも,僕らのスマートグリッドの方が,世界がとるべき道だということが分かるに違いない.



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まぎぃ 2009-08-29 (sta)
>> グリーンニューディール
グリーンって言う言葉でオブラートに包んでいるけども,これって要は「石油経済で世界を牛耳れなくなってきたので,次世代エネルギーで牛耳りましょう.イラクはもういらないや」ってことだよね.日本の外務省あたりがどう考えているのか知りたいところ.
たにちゅー 2009-08-29 (sta)
>まぎぃ
至言だ!
さすが本質が見える人間のコメント^_^
移動知を抜けてから,余り会えて無くて残念ス!