227 自己組織化の経済学 経済秩序はいかに創発するか
東洋経済新報社
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複雑系の入門書
今やノーベル経済学賞学者のポール・クルーグマン
十年ほど前の本.
経済システムはまさにマルチエージェント系,多主体系で創発システムであり
都市構造は自己組織化によるものだ.
しかし,どうも良い案配に経済学者で複雑系や生命的なダイナミクスの
センスを取り込んだ本がみつからない.
また,一方で,複雑系,マルチエージェントシミュレーションなどやってるひとで
イイカンジの経済シミュレーションや都市シミュレーションなどやってるひとは
がいない.
本書は,そんななかでも見つけた なかなか良い本だった.
ただ,10年前の本なので,レベルの程は そこまで期待してはいけない.
若い学問としての複雑系にとって10年は大きいですから.
中で遣ってるシミュレーションはエッジ・シティーモデル,
中心地モデルと,あまりそんなに特別ではないのだが,
経済や都市における創発現象をどうとらえるか
といったあたりの言説が的を射ていて,切れ味も良い.
都市における創発,自己組織化を考える学生の導入には良い本なのかもしれない
クルーグマンは雑誌の記事を読むぐらいで,ちゃんと著作はよんだことなかった
雑誌のインタビューとかでも結構キレのいい,意見をだしてはったので興味をもっていたので,
また,別の本も読んでみようかと思う.



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