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225 当確への布石

2009-08-21 (fri)|カテゴリー:

当確への布石 上巻 (宝島社文庫)
高山 聖史
宝島社
売り上げランキング: 207427
おすすめ度の平均: 3.5
3 ちょっと期待外れ
4 選挙を舞台としたストーリー。
当確への布石 下巻 (宝島社文庫)
高山 聖史
宝島社
売り上げランキング: 204987
おすすめ度の平均: 4.0
4 3人の苦しむ姿。

実用書ばかりでもなんなので,ぶらっと大垣書店にいったときに

なんか面白い文庫本小説は無いかなー とおもって

ぶらぶらみていて 買いました.

衆議院選が近づいているだけに,シーズン的にもいいかなっとおもって

舞台は衆議院の補欠選挙.

セクハラ問題で辞任した前任者にたいして 

テレビ出演を続けお茶の間に知名度のある,女性問題を専門とする若き女性大学助教授が立候補するという話.

しかし,そこに妨害工作が入り,戦慄する主人公達.

さらに,身内に・・・・・.

また,敵対陣営を抜けたはずの選挙プランナーが,毎度,演説会に現れプレッシャーを・・・

さらに.主人公の過去にも,傷があり・・・

 

という,珍しい選挙ミステリーもの.

主人公は二人で, 立候補する 女性助教授 と それを守る,故あって警察を辞めたボディーガード 

二人の視点から物語は進んでいくが,

 

ボクとしておもしろかったのは,

解かれていった「謎」の構造だ.

 

いや,「逆に面白かった」 という感じかもしれないが,

最近よくあるテレビドラマなどのミステリーでは

「ええ!その人が!??」

「そことそこが,繋がるの!!!??」

という風なドッキリを仕込んで,ドラマチックにしあげていく

 

たとえばドラマ,アンフェアなんてそんなんばっかりで,

逆に「いちばんそれっぽくない人が犯人」という,推理ものとしていかがかとおもう

推理があたってしまったりする,事になってしまう.

 

あるいみ現実離れだ.

 

本書の中の謎はそんなことはなく,

ある意味で非常に現実的なところで,謎が解かれていく.

結局「推理しすぎた謎」は「単純な現実」に裏切られていったりする.

あたるものはあたり,はずれるものははずれる.

 

それでも,ストーリーが持つのは,「選挙」っていうもう一つのミステリーが同時に走り続けるからなんだろうな.

 

多分,一般の評価はそんなに高くなさそうな本に感じたが,ボクの評価はちょっと高めだ.

気分転換に読むミステリーには丁度良いかも.

09年衆議院選挙を迎えた今の時期的にもね.

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