214 徹底検証「橋下主義(ハシモトイズム)」─自治体革命への道
梧桐書院
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衆議院戦が近づいているが、
地方分権はこれからの日本を考えていくにあたって
超重要なテーマだろう。
個人的にも道州制でも幕班体制でもいいので
ローカルなことはローカルな情報に基づく
意志決定で進められる仕組みになってほしい。
もしかしたら道州制でもまだサイズがおおきいのかもしれない~。
で、
ま、
地方分権論議をこれまでになく、盛り上げてくれているのが
大阪府知事の橋下知事と宮崎県知事の東国原知事である。
その、TVの申し子的な点の善し悪しはさておき
ワンフレーズと露出でのアジェンダセッティング振りは見事だ。
東国原の方がブレがあるきはするが・・。
で、この本は橋下氏の擁立から前代未聞の歳出削減、教育委員会との戦い、WTC移転否決に至るまでを、読売新聞社の記者の視点から追ったもの。
なかには、取材がどんなにキツいかといった記者のお仕事記みたいな記述も含まれているが、(そういうのは正直いらんかった・・・。 )
文章はそこそこ軽快で最後までさっとよめた。
やっぱり、改めて読むと、
小泉もびっくりなTVポリティクスのワンフレーズ政治の危険性も見える。
公開討論に持ち込む橋下。
TVが回ると確実に橋下の方がワンフレーズや立ち回りがうまい。
つまり、TVにより「公開」することは橋下の土俵に他の参加者を引きずり込み「優位」な場を生み出すことになるのだ。
「公正」を意味する「公開」が一方に優位に働いてしまう状況。
そして、そのTVでの論戦で悪いイメージが電波に乗ると、悪いイメージをもたれた議員事務所の電話が抗議でなりまくり、悲鳴を上げるらしい。
ある種、扇動された民意の発露だ。
驚いた点は、
WTC移転話が、実際にはホントに橋下知事の「思いつき」で始まった話だったというあたりか。
正直、もう少し根拠のある話かと思っていたが
この取材記録をみる限りは ほとんど「思いつき」
たしかに、橋下さんにしてはロジックがとおってないなーとは思っていたが・・・・
あと、逆の視点では
新聞記者
おまえら、そこまで中途半端な情報ソースで記事をかいとるんか!!!!!!!????
改めて驚き。
一面の
「出馬決意!」
みたいな記事が、
場合によっちゃ、微妙な「いいまわし」とかを種に、当たるも八卦、当たらぬも八卦!的にかいている様子がみえました。
よくいうことですが、
結局、日本の政治は
民衆とマスコミの民主主義政治を生み出すレベルの低さによるものなのでしょう。
ちなみに、
タレントの知名度で簡単に知事になった
というイメージがあったが、
重要なことを一つ見落としていた。
それは橋下氏が選挙資金の約3000万円をほぼ自己資金と知人からの寄付でまかなったということだ。
会社をたてる時もそうだが、
金銭的に大きな組織に依存すると、そこに逆らえなくなってしまう。
その意味で、この自己資本比率は橋下政権誕生には欠かせない要素だったのだろう。
やっぱり,すごいタレント(能力)だなぁ,と改めて思う.
そのタレントを武器に,中央からの欽定地方分権ではなく,地方からの地方分権のムーブメントを成し遂げて欲しいモノだ.



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