213 自我の記号論
法政大学出版局
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残念ながら訳が・・・アマゾンの評者も言っているが,訳がどうも読みにくい.
多分,元の本の内容も難しい.
というか,哲学的だ.
冒頭の,如何に「自我」の定位が民主主義国家において重要かという議論は面白かった.
しかし,哲学的かつ学際的なところがあり,まだ,馴れているパースやミード,
他には人工知能,サイバネティクスとかの話だとついていけるのだが,
デュルケムとかハーバーマス,
ドイツ観念論(???)がどうこうと,ガッツリ哲学の話になってくると分からない・・.
自我というのは,自分の自意識のコトとは少し違って,
人の価値とか,人の責任をどう位置づけるかということか・・・
上手く言えないなぁ.
この自我の概念があって,初めて個人主義とか集合主義的な社会が生まれたりする.それぞれ,「自我」というものがどういうものかという認識に基づいているのだ.
現代社会でも勝手な「自由意思」を前提として個人の人格や責任を考えたりするが,それもある種仮想的存在.
その基礎をどのような哲学的バックボーンの上で皆が捉えるかというコトが,究極的に社会を支える.
そういう話としては,興味深かった.
しかし,正味 難しかった.
もう少し簡単な言葉でエッセンスを教えて欲しかったのだ.
ちなみにAIへの批判の中で「AIはもっと一人称視点を大切にすべきだろう」と指摘していた.
さすが,記号論者, わしも同感. というか,ボクは徹底して一人称視点を大切にしている.
ちなみに,この本, 元ボスS教授が昨年度のSICE annual conferenceの予稿で参考文献に引いてたから,読んでみたんだが・・・・.
ほんとに読んでたのかなあ・・・?関わりが今ひとつ見えなかった・・・.



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