207 心はプログラムできるか 人工生命で探る人類最後の謎 (サイエンス・アイ新書 31)
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人工生命の最先端に関する貴重な本
「心とは何か」は遥かに遠い
マテリアル的な計算を考える重要さ
遠い先に何かが見えてくるようなわくわく感がある
サイエンス・アイのカテゴリーでは、工学?さてさて,著者の有田先生は名大の先生で,日本では持続的に人工生命研究(GAつかって最適化とかは人工生命研究とは呼びません!)をされている,数少ないりっぱな研究者.
人工生命の研究って言うのは,サイエンスかどうかと言われると,しばしば微妙な「構成論的方法」の王様というか,象徴的存在.
進化を始めとした生命現象を,ザクッとモデル化し,計算機を用いて実験することで,生命の本質を知ろうということだ.
本書では人の「心」にはそんなに迫ってないので,そのあたりの哲学論議が好きな方には物足りないというか,肩すかし.
内容からいくと,タイトルがなんか変.
本書の内容をあらわしてないなー.
出版社が売れる為につけたタイトルってやつだろうか?
# 著者はあまり,タイトル決められない・・・出版業界の事実ッ!!(売り上げへの影響がでかいから)
だけど,人工生命の研究の雰囲気をしるためには,イラストも豊富でかなりいいと思う.
僕がこれまで読んだ中では「人工生命の世界」服部 桂 というのが良かったが,絶版になってしまったみたいで入手不可能だしなー.
アントコロニ-,社会性の進化,ティエラ,ボールドウィン効果,ハードウェア進化
ふんだんにトピックがある.
有田研の発表が,かなり多く紹介されている点が,かたよっているかな?とも思ったが,
人工生命の多くのトピックを網羅的にされているというのが,やっぱり,すごい.
ので,よしとする(う・・・・上から目線???)
僕の大事にしている「創発」・「ミクロマクロループ」というキーワードも,人工生命・複雑系のベースがないと感覚がつかみにくい.
その意味でも大切な研究だとおもう.
ただ,構成論的アプローチは科学(というか現象理解)と工学(産業)への両サイド貢献が可能なのが味噌なのだが,
どうも,純粋に人工生命研究に行くと,工学の方の貢献が むずかしくて, 自分ではあまりやらない,私ヘタレなのです・・・・



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tokuhiro 2009-07-24 (fri)
有田先生、本を書かれてたんですねー。
読んでみたいです。
たにちゅーさんの本、
赤ペン入れながらゆっくり読んでたのですが、
もうすぐ最後までいきそうです。
もう遅いかもしれませんが、今度渡しますね。