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207 心はプログラムできるか 人工生命で探る人類最後の謎 (サイエンス・アイ新書 31)

2009-07-24 (fri)|カテゴリー:

心はプログラムできるか 人工生命で探る人類最後の謎 (サイエンス・アイ新書 31)
有田 隆也
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 62970
おすすめ度の平均: 3.5
3 人工生命の最先端に関する貴重な本
3 「心とは何か」は遥かに遠い
5 マテリアル的な計算を考える重要さ
5 遠い先に何かが見えてくるようなわくわく感がある
2 サイエンス・アイのカテゴリーでは、工学?

さてさて,著者の有田先生は名大の先生で,日本では持続的に人工生命研究(GAつかって最適化とかは人工生命研究とは呼びません!)をされている,数少ないりっぱな研究者.

人工生命の研究って言うのは,サイエンスかどうかと言われると,しばしば微妙な「構成論的方法」の王様というか,象徴的存在.

進化を始めとした生命現象を,ザクッとモデル化し,計算機を用いて実験することで,生命の本質を知ろうということだ.

 

 

本書では人の「心」にはそんなに迫ってないので,そのあたりの哲学論議が好きな方には物足りないというか,肩すかし.

内容からいくと,タイトルがなんか変.

本書の内容をあらわしてないなー.

出版社が売れる為につけたタイトルってやつだろうか?

# 著者はあまり,タイトル決められない・・・出版業界の事実ッ!!(売り上げへの影響がでかいから)

だけど,人工生命の研究の雰囲気をしるためには,イラストも豊富でかなりいいと思う.

僕がこれまで読んだ中では「人工生命の世界」服部 桂 というのが良かったが,絶版になってしまったみたいで入手不可能だしなー.

 

アントコロニ-,社会性の進化,ティエラ,ボールドウィン効果,ハードウェア進化

ふんだんにトピックがある.

有田研の発表が,かなり多く紹介されている点が,かたよっているかな?とも思ったが,

人工生命の多くのトピックを網羅的にされているというのが,やっぱり,すごい.

ので,よしとする(う・・・・上から目線???)

 

僕の大事にしている「創発」・「ミクロマクロループ」というキーワードも,人工生命・複雑系のベースがないと感覚がつかみにくい.

その意味でも大切な研究だとおもう.

 

ただ,構成論的アプローチは科学(というか現象理解)と工学(産業)への両サイド貢献が可能なのが味噌なのだが,

どうも,純粋に人工生命研究に行くと,工学の方の貢献が むずかしくて, 自分ではあまりやらない,私ヘタレなのです・・・・

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COMMENTS コメント

  1. tokuhiro 2009-07-24 (fri)

    有田先生、本を書かれてたんですねー。
    読んでみたいです。
    たにちゅーさんの本、
    赤ペン入れながらゆっくり読んでたのですが、
    もうすぐ最後までいきそうです。
    もう遅いかもしれませんが、今度渡しますね。

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