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201 ロボットの心 7つの哲学物語

2009-07-16 (thu)|カテゴリー:

ロボットの心―7つの哲学物語 (講談社現代新書)
柴田 正良
講談社
売り上げランキング: 67948
おすすめ度の平均: 4.0
4 何が問題か。
5 やはり、哲学者ですね
3 まあ,哲学者ですから
4 裏返しの人間論
4 「ロボットが心を持つ」ことへの抵抗感の正体

なんとなく喝破したい.

 

さてさて,ロボットが心を持つかという問いはちょくちょくされる.

こういう問いを好きなのは哲学者だ.

ロボットを作れない哲学者だ.

ロボットの知能を造る努力をどれほどまでにしたのだろうか?

そして

,現在進行形ですすむ,人工知能研究の胎動をどれだけ,見ているのだろうか.

 

哲学者が人工知能を語るとき

フレーム問題,チューリングテスト,中国人の部屋 などが大好きだ.

正直

「いつの時代の話だよ」

と思う.

 

古典的人工知能で知能が記号処理に寄って成り立っていると,疑問無く考えられていた「前提」のもとでの議論.

 

これらが,大きな問題だと思ってしまう認識構造にはまったら負けだとおもう.

 

そんで,それを解決する方向で「コネクショニストモデル」という言葉をつかうが

要はニューラルネットの事ね.

 

本書は9年ほど前に書かれたものだが,それでもちょっと 内容が古くさいようにおもう.

記述自体は,この手の本のなかでは読みやすく,さくっとしているので,良いのだが,

 

いろんな議論で余白にツッコミを入れてしまった.

 

哲学者が議論を展開するときに

「もし~なら,~だろうか?」

という議論の立て方がある.

 

しかし,そこの前提が「あきらかにないで・・」っていうもんだったら,

その議論自体が意味を成さないように思うのだが・

 

例えば,他の人と体はそのままで心がいれかわったら,どちらがあなただろうか?

 

みたいな質問があるが,

それは無理なので,問う価値は無いと思う.

 

ヘリクツのように思うかもしれないが,身体と精神は結合している.身体的経験と脳神経系の自律適応的活動を通して創発しているのが私という人格であり,それはオートぽいエティックなシステムである.

脳移植が技術的に可能になる事があり得るのかどうか,脳外科医でない私は分からないが,

「心を移す」といわずに,まだ,「脳を移植したら?」という問いならまだわかるかもしれん.

哲学者ならわかっているだろうが,前件部が偽の問いは全て真である.

 

と,まあ,ネガティブな事を書いたが,

シュルドゥルの事や,知能に於ける身体の必要性など,けっこう良いことも書いているし,特に間違った事を書いているわけではないので,「比較的」良い本かもしれません.

 

ちなみに「7つの哲学物語」という言葉にだまされてはいけません

ただ単に7章構成ってだけです・・・・!!

 

ちなみに,途中から出てくるけど

「クオリア」ってやっぱり未だに何のことか分かりません.

無駄な用語定義なんじゃないかと密かに思う.

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COMMENTS コメント

  1. tokuhiro 2009-07-17 (fri)

    「クオリア」って何なのでしょうね~。
    いわゆる「心」と同じものを、ただ違う名前で呼んでいるだけに見えます。

  2. たにちゅー 2009-07-17 (fri)

    クオリア ほんとにわかりません.

    クオリア で有名になって
    TVでまくっておられる
    方もおられますが.

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