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0100 2010年 NTT解体

2007-09-21 (fri)|カテゴリー:

2010年NTT解体―知られざる通信戦争の真実 (知られざる通信戦争の真実)
日経コミュニケーション

日経BP社 (2006/12)

売り上げランキング: 48504

おすすめ度の平均: 4.5
4 裏事情は非常に興味深い

4 2006年の通信業界のレポート的一冊

5 いろいろな立場から取材・議論されています

 

 

 

 

 

 

 

 

この本よろしおす

通信界の巨人NTT.

現在は持ち株会社のNTTの下にNTT東と西,コミュニケーションズ,データがぶら下がるカタチになっている.

グループの力を結集して,対抗馬のKDDIやソフトバンクを圧倒したい持ち株会社と,
そんなことをされてはひとたまりもないKDDIとソフトバンク.

そして,来るべき放送と通信の融合の時代に向けて,是が非でも「健全な競争環境」を導入したい竹中平蔵.

小泉政権下で郵政民営化を遂げた後に,竹中平蔵が仕掛けた新たなる戦争の一部始終といったかんじでしょうか.

かなりアツイ.

放送通信の用語・技術になれない人は,ちょっとわかりにくいのかもしれないけれど,竹中平蔵の力強さがよく分ります.

このくらい信念の学者になれたらええのう.

 

結局,小泉政権の任期切れもあり,竹中平蔵は総務大臣として,
2010年にはNTT解体に向けた論議を開始するという約束を取り付けて退くという所までで終わったわけですが,素晴らしい,
そしてNTTにとってはトンでもない話だったようです.

その竹中さんの遺志は次の総務大臣菅氏へと引き継がれたらしいのですが,安倍政権の内閣改造で菅氏は外され,
今はこの政治的駆け引きはどの様な進展を迎えているのかわからずですね.

インフラ環境が重要な分野では,どうしても規模に対して費用逓減で,先に規模のメリットを取った企業が独占して,それで安定するので,
競争原理を導入するにしても難しい.

競争原理を導入できないと官僚的なモラル低下も生まれるので,いろいろ不祥事もおおかったり.

 

なかなか,面白い舞台裏を覗かせていただきました.

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