0139 アメリカ大都市の死と生
鹿島出版会
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稀代の悪訳、わかりにくさが魅力?
騙されるな。原書は良いが、翻訳書は最悪。
面白さに、まいりました。
街を見る目が変わります
名著といわれますね.![]()
翻訳は元共生党党首で昨年逝去された黒川紀章
死人にむち打ちますが,翻訳は最悪です.
内容はいいのですが超読みにくかったっす.
(原著にあたるべき??)
しかし,街作りや都市計画において,非常に重要な視点を与えてくれます.![]()
まだ,学問的にはその域には私たちは達していませんが,都市とは創発的実体であり,行政は箱物を作ることは出来ても,
活動を生み出す事は出来ない.トップダウンには,さまざまな制度を通して周縁制御する事しかできない.
都市には多様性が必要であり,それは各経済活動の補完的なビジネスによって徐々に形成されていく.
一つの地区は複数の用途をもっていなければならない.
都市とはなんとシステム論,学問的にチャレンジングな存在なんでしょうか.
ジェーン・ジェイコブスの言うところによると,「街のたばこ屋」はすごい重要,
それから,住人達の視線がそそぐ街路も重要.
都市計画家やデベロッパーは静的・グラフィカルな田園都市像をつくりだして,理想の街をハコモノとして作るが,往々にして,
理想的な場所は最悪の場所になり,みんながわざわざ出てきて遊ぶはずの公園は荒廃する.
描かれ大きな区画でトップダウンに作られた都市に,実際に人を入れると人々にとっては,居心地の悪さが感じられる.
これは現在もマンションや,新興の土地,ATRのある新祝園やBKCのある南草津でも見られることですね.
人間の経済活動を要素として捉え,その動的性質を上手く活性化させることで生き生きした都市を造る,「育てる設計論」なんてのは,
結局まだだれも持ってない.
これなくしては政策も場当たり的にならざるをえんし,効率もわるいわな.
ジェーン・ジェイコブスの警鐘は未だに大きな意味がある.
しかし,黒川紀章が後書きにも書いているように,それはまだ設計論には結びついていないのだ.
現在,まちづくりにおいて,「公」としての行政に任せるのではなく,NPO,諸企業によるコミュニティ・
ビジネスによりボトムアップに形作っているアプローチが注目されているが,
特に日本人は公のことは「お上」に任せ,なにか問題あれば「お上」=「官僚」「役所」「政治家」
のせいにするという非民主主義的な根性が強いので,現在のこういう風潮はとりあえずはいいことだと思う.
また,本書からずれたなあ・・・.まあいいや.
ほんとに,つれづれに書いてます.![]()
えー,誰か読んでください.議論しましょー.![]()


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bigarrow 2008-08-16 (sta)
読みたいですが・・・
原書にアタックすべきでしょうか・・・?
たにちゅー 2008-08-17 (sun)
いや,とりあえずは,
和訳でええとおもうで.
片井研にも実にありそうな一冊ですが・・・.
ないのかな?
jboy 2008-08-28 (thu)
私、ジェーン・ジェイコブスご本人に会ったことがあります。1995年にトロントで。彼女は、アメリカの大都市に悲観して、最後はカナダのトロントで生活してました。トロントはペデストリアン・チャーターを制定して「歩行者優先」をまちづくりの基本にしてます。自転車もこの中に含まれるんですよね。
たにちゅー 2008-08-29 (fri)
トロントには自転車乗りの後輩のN川君も昨年一年滞在していたのですが,自転車環境はすごくいいらしいですね.
京都の「歩く街京都」もまさに,トロントの「歩行者優先」のまちづくりを相当遅れておっかけるものかと思いますが,人間らしいモビリティ・自転車をどれほど慈しめる街になるかは,まだまだ予断を許さない状況だと思います~.
今となっては古典で,批判もあるらしいけど,基本的にはジェイコブスいいですね.