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0051 現代思想としての西田幾多郎

2007-04-17  (tue)|カテゴリー:

現代思想としての西田幾多郎
藤田 正勝

講談社 (1998/09)

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京都大学といえば,哲学の道といえば西田哲学.

まあ,そんな話は良く聞くんですが,京大に10年も居座りながら,いまだ西田哲学にふれたことのなかった僕.

学位論文の予備審査のときに,T田教授に西田哲学の話をふられて,

「あ,・・・いや,しらないっす・・・」

と,歯切れの悪いこと限りなし.

 

まあ,工学研究科の学位論文で西田哲学の話が出てくること自体,一般的な視点から見ればトリッキーなんでしょうが~.

 

てなかんじで入門という事でこんなのを読んでみました.

いやー,いいですねえ.

 

西洋哲学に辟易している日本にとっては,スゲーなじむ.

西洋哲学はどうしても神がでてきて,客観的概念の実在を信じる,(オントロジックな)思想が強い.モチロン,
相対主義や構成主義的な立場の人もいますが,いわゆる「常識」のラインからは外れている感じがする.

この無機的な考えかたって,人間を特権視せず,森羅万象,自然との共生,自然崇拝を源とする日本人の多勢の無意識的な世界観からは,
かなり根本的に違うものになってる.

日本人は,定義可能な客観的な存在よりも,自分たちの精神世界に映し出されたコトとしての主観的世界をより楽しむ方向にある.


これが,日本のアニメやゲームでの競争力に繋がっているのだとおもったりもするが.

だから,哲学学ぶ人って日本で少ないんだとおもうんですけどね.ほとんど哲学=西洋哲学だし.結局,
直感に合わないから分かりにくいし,おもしろくない(言い過ぎか・・・?).

 

所謂オントロジー的な視点(「常識」の実在?)がやたら嫌いな,わしは「構成主義だ,構成主義だ!」
とオートポイエーシスやピアジェなどを押す(及び,プラグマティズムbyパース)わけですが,

西洋の土俵で戦ったら異端児だけど,多分,日本なら自然なことなんだろうな,とこの本を読んで思ったのでした.

 

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COMMENTS コメント

  1. kibino 2010-04-10 (sta)

    著書「哲学者16人の謎と真実」は、わずか36頁で哲学史の全てが理解でき、ネットで読むことができる。
    http://www.geocities.jp/k_kibino/page2000.html

    また、ヒューム哲学を下記の通り補完するブログも要チェックしてください。
    http://blogs.yahoo.co.jp/k_kibino/60972328.html
    「観念は、類似・近接・因果の法則で連合する一方、相違・遠隔・意外の法則で分断する」

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