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0073 こころの生態系 日本と日本人,再生の条件

2007-06-11 (mon)|カテゴリー:

こころの生態系―日本と日本人、再生の条件
河合 隼雄 中沢 新一 小林 康夫 田坂 広志

講談社 (2000/10)

売り上げランキング: 249295

おすすめ度の平均: 3.0
3 人間の心という自然について

3 異なる立場から見たこころ

 

 

 

 

 

 

臨床心理学者,哲学者,宗教学者,日本総研の4人のパネルディスカッション,インタヴューをまとめたもの.

これからの日本と科学を問う.といった感じですか.

サイエンティストが一人もいない中で,人文的思考で現代を切っていく感じがなかなかよかった.

もちろん,厳密性など問うていないわけで.

でも彼らが(河合隼雄先生はあんまりそういう発言はなかったが),ニューサイエンスよろしくアナロジーで科学のカオス理論だーの,
量子論だーのを引き合いにだしたがるのは,なんでなんでしょうね.

ほぼ偶像なかんじが.

本書,僕的には結構,面白かったです.

まず,本書の初め,のっけから河井隼雄先生が「「エロス」を見直そう!」と提言されているのが,なんか,すげーエエカンジやった.

もちろん,サブカルめいたエロスと臨床心理でのエロスは違い,外部からの操作対象ではなく,内部からの情動的な動因の事なわけですが.

「7つの習慣」のコヴィー博士の「インサイド・アウト」(うちから外へ)という考えも,似たことだと思う.

口語体の記録なだけあって,不用意な発言もあったりはするんですが,なかなか面白い一冊でした.

現在,河合先生は昨年8月から病床にあられる訳ですが,心配で御座います.

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