0140 LRTが京都を救うー都大路まちづくり大作戦
つむぎ出版
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立命館の経営の先生がかいてはる本.BKCの生協で買ってみた.
京都にLRTを走らせる計画はいままでもさんざんされてきたのだが,具体的にどこにどうはしらせて,
どういう理論武装がされているのか気になって買ってみた.
基本的には今出川通りに走らせて京福と連結,
河原町通りに走らせてトランジットモール化というあたりが,メインか?
あとは,地下鉄の延伸が天神川で止まるのでその先を・・・という部分もある.
LRTの良さ,敷設可能性については予算面では結構きちっとしめていたが,実際その効果はというと,理論武装的には弱い感じがした.
たしかに,そこの部分は社会的な問題なのでやってみないと分からないところはある(それじゃ,困るのだが・・・).
LRTはそれ自体は地下鉄や路面電車にくらべて圧倒的に低炭素かというとそうでもない.
トランジットモール化や自動車の進入禁止(抑制施策)と一緒になって初めて功を奏すのだ.
その辺りは確か京大の中川先生などが交通シミュレーションなどを通して示してもいたし,素直にかんがえればそれはそうなのである.
だから重要なのはあくまで思い切った自動車抑制なのである.
まずは,四条界隈の小道や,伏見稲荷の前の商店街など車の流入抑制を考えてみてはどうだろう.
自動車抑制なくしてLRTは意味ないし,LRTだけひいて自動車抑制できず,路線に自動車の乗り入れを許した時には,
過去の過ちを繰り返すだけ.完全無意味なハコモノ行政と化す.
ブラジルのクリチバでは逆にLRTも地下鉄も引かず,バスを強引に専用レーン化し,路面電車のように使うことで高い効果を上げている.
完全なお金の節約である.
ところで,京都にLRTかどうか?といわれると,最近は疑問に思う.
一つ前の市長選の頃(4年前?)などは「京都もLRTじゃーーー」と思っていたのだが,最近は何か違う気もする.
それは,京都の都市構造が西洋のコンパクトな街とはかなり違う気がするのだ.
そういう意味で,今はより低炭素というか非炭素の「自転車」に期待を持っている.
「京都は四条河原町(中心市街地)のみにあらず.」
これが最大のポイントだ.
それに今からのLRT敷設は,再び「モノ」の導入で都市問題をどうにかしようとする,安易な逃げにも思えてくる.
京都市の財政状況を鑑みても,現状の資産と制度設計で乗り切る事が必要なように思われる.
自動車流入規制,自動車レーンの部分的自転車道への切り替え,市バス定額化+路線再編などだろうか.
専用レーン化をバスと自転車でどちらを優先するかも微妙だ.
なんしょ,京都市は日本の中でも相当に「恵まれた」都市である.
その上,京都議定書発行の地.
京都がこのまま化石燃料の秩序の中でズブズブになっていくのは,「恥ずかしい」事でしかないだろうし,「情けない」わけである.
どうせなら,化石燃料が尽きていく50年の間の早い段階で,その混沌としたシステムから抜け出し,
新たな時代へ早期適応を果たせるように,先手(既に後手?)を打ちたいものである.


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