0146 電力ビジネスの新潮流
電力ビジネスという言葉には現在ひろい意味がある.![]()
昔は電気を「つくって売る」という事がシンプルにあったのかもしれないが.
現在は,環境問題での排出権取引や,RPS法下での再生エネルギー買い取り
国際レベルでの企業統合や,石油ナショナリズムの勃興での採掘権問題.
電力はグローバルなエネルギー問題の中心にあるといっても過言ではないだろう.
というか,「電気」が私たちが一番使いやすい,科学史上比較的最近生まれたものだからね.
ところで,この本は決して私が最近よく読む,「再生可能エネルギー」主に「太陽光利用」
促進の為にかかれた本では全くない.むしろ,肩入れがあるとするなら原子力だろう.
これは,日本の現在の主流の考え方であると言って良かろう.
この視点が逆に勉強になった.つまり,「再生可能エネルギー万歳」で行きすぎると,視野狭窄に陥る可能性があるので,
別視点からの切り口を学ぶことは大切なのだ.
本書は,その意味では90年代の自由化以降の流れ,そしてその後の国際情勢の変化なども含めつつ広く状況を書いてくれているので,
勉強になった.
ちゃんと,石油の必需品故の価格弾力性の問題(ちょっと減るとめっちゃ高くなる.)や過去のイギリスのプール市場での需要・
供給曲線の実データなど経済学的な視点もしっかりあった.
原子力はやっぱり怖いのですが,それを抜いても最終処分の問題がまだ未解決だと思うので,その意味では,
他の発電手段と同じように扱うのは果たして良いのだろうか?と思う.今日この頃.
原子力発電に詳しい人いないかなー.
おしえてほしいなあ.![]()



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