0073+ 経験と教育 ジョン・デューイ
講談社 (2004/10)
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この本,原著は1938年に書かれた古典なんすね.
で,何が書かれているかというと~
「学生を静かに席に座らせて,話を聞かせるだけの伝統的教育」
「学生の自由を過度に尊重し,押しつけに否定的になりすぎ,教師が何も出来なくなる進歩主義教育」
の二項対立に対して警鐘をならしている.
本人自身は進歩主義的な教育(目指すところは現代でいうところの総合教育とほぼ同じ)を求めているのだが,当時の進歩主義教育が,
ただ,伝統的教育を否定するだけで,伝統的教育にまけずおとらずひどいことになっている事を指摘している.
本人も認めるように進歩主義教育は伝統的教育以上に圧倒的にデザインが難しいのだ.
だから,A xor Bのような,両端の二者択一な議論は意味をなさない.
どう,進歩主義教育を経験の哲学に基づいて作り上げていくかが問題なのだ.
って,今の「ゆとり教育」の議論とかと,何も変ってねーじゃん!!![]()
70年間,ここの改革,なんもなしかよー!! orz
(それだけ難しい問題なんだと思いますが.
)
ジョン・デューイは記号論のC.S.パースとならんで,アメリカのプラグマティズムの指導者の一人.
デューイは教育の分野で仕事をした人らしいが,読んでいると,プラグマティストなだけあって,
パースと共通した世界観のようなものを感じました.
コミュニケーション,論理的な議論は言語にしかされ得ないが,その解釈の自由度は常に残る.その乖離を無視すれば伝統的教育に,
直視すれば進歩主義や総合教育の道が開かれるのだと思うのだ.
要するに情報を記号論から捉えなおせっていつもの話
になりますorz.



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