0074 本当の学力をつける本 - 学校で出来ること 家庭でできること
いやー,日本人は忙しいと言い過ぎだと言うが,
最近,多忙気味で,読んだ本の感想ぐらいしかブログかけてねー.
いかんのう.![]()
そんななかで,読まずにいるのが我慢できなくなって読んだ本.
文藝春秋 (2002/03)
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陰山メソッドという言葉も生まれて時代の寵児と化しておられる,
現在は立命館小学校の副校長の任にもつかれている陰山先生の本です
小説でもないのに感動したわ.![]()
最近,学校教育関係の本が多いわけですが,
安倍ちゃんが教育関連法案を変えて,「愛国心」という言葉を入れるとか,
基本的にはどっちゃでもいいことをやっておられる一方で
現実問題,時間数が減って組み立てられないカリキュラムや,
はき違えた個の尊重で硬直化した先生=子供=親関係などで現場は混沌となってるわけで.
陰山メソッドは古くて新しい.というか,古いから新しい.
コヴィーの7つの習慣でも思ったことだが,この辺の人間の成長に関わるまわりのことは
真新しく無い事こそ,本質かもしれない
陰山メソッドは徹底して「読み書き計算」![]()
呼んでいて,小二の時,2年2組で,きょーちゃんという公文にいってた同級生と
九九の百マス計算で,クラスの一位二位を競ってた,ある種の原風景を思い出しました.
のすたるじぃぃぃ~
皮膚科に通院してたときに,半泣きになるまでオカンに九九いわされた事も思い出した.
のすたるじぃぃあぁぁ~
まあ,現在,数理関係で身をたてている自分の原点かもしれませんね.
総合教育だ,教育に於ける地域との繋がりだといっても,
頭の中にエンベッドすべき計算なり言語なりというものは,それこそ機械的にあるわけで,
そしてまたその習得は多少の個人差すらあれど,人間の脳が通常の可塑性を持つ限り
とにかく運動学習と同じ,反復で何とかなる世界なのです.
というわけで,「やりゃーできる.」
そして,その「やりゃーできる.」が,勉強嫌いの子供にも第1段階の自己肯定感を与えることで
学習の全てのプロセスが回り出す.
音読による暗唱にしても,
「はじめは意味がわからなくてもいいんです」
と,おっしゃる.
これは確かにそうだ!そして,目からウロコだ.
実は,実に深い.
意味や理屈が分からないことは情報が無いのではなく,
記憶したものが無ければ逆に意味づけしたり理屈を考えたりする機会がうしなわれるわけで,
意味が分からんことでも覚えさすことには一定のいみがある.
それが後から,しがめば味がでること受合いの名文ならなおさら.
「理由は後付け」
という言葉は,逃げ口上の様に聞こえる言葉だが,人間の認識の問題としても意外と深い.
小学校の分数の計算から帯分数,仮分数が消えてるとか・・・・.
電卓使ってOKになったとか・・・・
文科省は何をかんがえてらっしゃるのやら・・・・・.
・・・というか,その諮問委員的な学術関係者は何を考えているのやら・・・・.
円周率ってもう3なんですよね.たしか.
円周率は素数だ!
うああああああー![]()
ちなみに,百マス計算をするときにはタイムを計るのがポイントらしい.
自分の経験を通してもそれは確かに実感される.
最近,ラボの勉強会で発表をタイマー使って5分で区切っているんだが,
なんか,そのほうが燃えるんだよね.
自分を燃えさせるっつー,ポジティブな言い意味で,時間を計るというのは
脳みその活性化込みで,良いのかもしれませんね.
ストップウォッチ再評価.
ながなったんで,このへんでー.



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くらら 2007-06-22 (fri)
やっぱ基本、読み書き計算は大事だよね~。
頭の回転いいか、悪いかってココで違う気がする。
そうそう、円周率はさすがに「3」では受験に対応できないってんで、
今はもう「3.1」か「3.14」に戻っているハズ。
高校生と話してても、話の理解力が悪いんだよ~。
悲しい現実。
仕事できないんじゃ・・・と心配しております。
たにちゅー 2007-06-22 (fri)
そうかー,
高校生ピンチか~!?
そうそう.
教育は「労働」に向かっておこなわれるべきなんだよねー.
いつのまにか,「個性を育てる」,とか,完全に教育が教育だけの論理で動き出してる面があるけど.
もともとは,経済とか社会の中での自主自立とかが,スゲー大事なはず.
ほんと,基礎力が無くて大人になって,地球規模で競争が激化している社会に投げ出されたら,どーなるかってんだ~.
円周率が戻ったのは了解!
結構,円周率の3.14に色々掛けさせられるので,小数点第二位までの面倒くさい計算の練習にもなるという副次効果もあるしね.
kanpi 2007-06-23 (sta)
久々に書き込んでみる。
塾講時代、陰山メソッドはよく読んでたよ。
他、国語では大村はまさんが有名なので1度チェックしてみては。
朗読の重要性を説いている斉藤孝氏も好きなんだけれど。
教育問題は大きなテーマとかも大切だけど、正直最も重要なのは「いかに実践するか」だと思う。
幾ら正しく説明しても、生徒が理解していなければ教育的成果はゼロ。
むしろ理論は後、とりあえずできるようにさせる陰山さんの手法は正しいんじゃないかと。
政府や文科省の役人には現場に即した議論をして欲しいところです。
たにちゅー 2007-06-23 (sta)
久々書き込みサンクス.
重めのネタに食いついてくるkanpiが素敵です.
大村はまさんね.了解.
朗読については斉藤孝の方がむしろ有名になってるかんじだねー.
斉藤孝も面白いので結構好きです.
>教育問題は大きなテーマとかも大切だけど、
>正直最も重要なのは「いかに実践するか」だと思う。
そうだねえ.
実践だねえ.
その点,最近,大学に居る無力さと虚しさを感じることが多いです.
「人間の学習過程やコミュニケーションをどう捉えるか?」
みたいなことをやってる訳だけど,理論ばかりを議論してても空虚になる.
一応,「次世代ロボットの学習に使えますかもよー」って逃げ口上で生きてきてるんだけどね.ワシの場合.
実際,現代の状況を鑑みるに,実践の現場に立つなりしないと,世の中にまともな貢献が出来ないのではないかとおもい,苦悩している日々でございます.
「幾ら正しく説明しても」なぁ~.
kanpi 2007-06-24 (sun)
重めというか得意分野だけね…orz
とにかく、ええと。たにちゅーの研究は大切やと思う。
よく判ってないけれど、「学習過程の科学的分析」でしょ?
分析して初めて科学的な手法が可能になるんだから。
実際、現場では「有効なやり方」は色々模索されているけれど、「なぜ有効なのか」が判ってないはず。
例えば野球選手なら、「この筋肉とこの筋肉が強く、ここの間接の稼働域が広い、だからこの変化球Xを投げられる」なんて言える。
逆に言えばXを投げるには筋肉を鍛えて間接を柔らかくすればいい。
でも教育では、せいぜい「計算力が早いから、漢字に強いから」程度。
なぜ文章を読む力があるのか、なぜ考える力が強いのか、なんてのは未知の領域。
科学的なアプローチはなく、伝統的なものを含め経験則によるもの。
もしそこに科学的な理論があれば、科学的手法によるトレーニングが可能になるんじゃないかな?
こちらも前にそういう話聞いて以来、密かに期待してたしね(笑)
物理学だって「ものが落ちること」や「琥珀を布でこするとびりびり来る」ことを分析してから発展したはず。
たにちゅーだって教育に革命起こすつもりでやってもいいんじゃないでしょうか。
少なくともその可能性はある、と思ってますぜ。
ちなみに実践というのはあれです、「内容の前に生徒のやる姿勢がないと話にならない」ってことで。
今の教師には「姿勢を作る」ことまで求められているから酷いんだよねぇ…。
やる姿勢がない現状なのに、内容の高度な部分をああだこうだ言ってもしゃぁないと。
ざっくばらんに割り切ると、家庭や社会の役割は「姿勢を作ること」、政府の役割は「ちゃんとした全体的・長期的学習計画つくること」。
一方教師の役割は「生徒に知識と技術、できれば心を伝えること」。
そして教育学者や科学者の役割は「よりよい学習方法を探求すること」。
そう考えると、たにちゅーを初めとした学者の皆さんも重要だと思うのだけれど。
現状の問題が社会と家庭にあり、というのは別の話だろうしね。
以上、長文すまんこってです。
たにちゅー 2007-06-24 (sun)
>もしそこに科学的な理論があれば、
>科学的手法によるトレーニングが可能になるんじゃないかな?
まー,そこに激しく苦悩しているわけですけどね.
また,みっちり語り合おう.