0143 本当にヤバイ中国経済
彩図社
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中国は日本の市場にはならない
中国経済の崩壊に巻き込まれる前に、読んでおくべき本
豊富なデータとやさしい語り口で中国経済の実態に迫る
後輩M君がビブリオバトルで紹介してくれていた.![]()
面白そうなので借りて読んでみた.![]()
中国の崩壊は北京オリンピック終了で始まるとの説はいろいろあるけれど,最近はNewsWeek誌もその見方を否定しだしてたりとか,
実際その臭いは消えだして「本物」の経済大国化していたりとか,逆に「崩壊しないんじゃないか?」との疑いがある.
本書で指摘する主な点は,既に始まりつつある「バブル崩壊」と「スタグフレーション」
そしてこれらが米国経済の悪化を機に起こるということだ.
中国と日本の貿易関係の深化は国内でも強く感じられている.貿易額は中国が一位だったはずだ.
ところで,日本は対中貿易が黒字なのである.![]()
これは主に加工貿易を行う中国に対して機械・電子「部品」を提供する日本らしい地味さで堅実な技術力が主に重要な効果を持っているが,
麻生さんが3Jとよぶようなファッションなどのアジアにおける日本ブランド的な高価格品も効いている.
世界に於けるフランスのようなおしゃれブランド感をアジアでは日本が持ちうるのである.
さてさて,というわけで日本は確かに中国に仕事を奪われている感もあるが,しっかり仕事を奪ってもいるのである.
まあ,第一次産業とか身近な伝統的な工芸品の仕事を奪われている点に経済的でなく文化的・安全保障的問題があるわけなんだが・・・.
それにたいして,あいかわらずアメリカは巨額の貿易赤字.
中国は輸出産業の利益 経常黒字の80%を米国に依存している.![]()
故に,アメリカでの販売不振はクリティカル.
さらに,ドル資産を大量に持っているために,ドル安は大打撃.
その他,国内問題を鑑みても,サブプライムによる米国バブル崩壊が中国破壊のきっかけとなると著者はみる.
インフレと不況が同時に襲うスタグフレーションが中国をおそうのである.
オリンピック開催の条件とされた国内民族問題の民主的解決もうやむやにされて,結局激しい弾圧の元に「民族の誇り」
が保たれた北京五輪.
メダルは取ったが,それで残り続ける経済的問題が解決されるとは思えない.
ビジョンや誇りといった「シンボル」では人を引っ張りきれない水域があるのだ.
内紛,戦争の問題は常に経済的問題にルーツがある.
ちゅーわけで,株価低下中(あたりまえ,PERが200倍とかありえんで・・・)
の中国の今後に五輪終了後もやはり目を外せないのである.![]()



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