0145 切羽へ
新潮社
売り上げランキング: 607
久々に“美しい”と思える恋愛小説でした
美しい作品
まずまず楽しめる作品
時間をえぐる
誰もが口にしないが知っている秘密
久しぶりに小説だよ.ホントに.
とはいえ,本年の直木賞受賞作![]()
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200808270061.html
あっしもミーハーですなあ.
非常に,微妙な作品でした.
何が,微妙かというと,表現が微妙.
めちゃめちゃおもろいとか,そういう恋愛の本ではないし,既婚者の恋愛なんだが,・・・・不倫でもない.どういうこっちゃ!?
方言を多分に含んだ表現ながら,標準語との使い分けなどによる心理表現が,非常に微妙な感じを醸し出している.
文体はきれいですね.それはさすが受賞作です.
あんまり書くとネタバレになるので要注意なのですが,本当に描写が微妙なのです.私以上に「鈍感
」な人が読むと,
「え?これどのへんが恋愛小説やったん?
」
と,言ってしまいそう.
読んだ後,林真理子のコメント
『切羽へ』は、離島の養護教諭が新任の同僚に抱く感情の揺れを描く。「切羽」は坑道の行き止まりで、
その先へは進めない場所の意味。選考委員の林真理子さんは「文章の力を改めて信じさせてくれた。
恋愛小説家は性愛のシーンを心を砕いて描くが、その心臓部分を取っ払った。文章の力という血液で肉体という文学を再生させた。嫉妬(しっと)
さえ覚える」と絶賛した。
(上記サイトより)
がよく分かる.



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