0097 プラグマティズムの思想
筑摩書房 (2006/01)
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探求・真理・神
いやー,暑い.頭の中がウニですよ.完全に.
気付きとアブダクションの関係で,パースの周りを読んで居られて,
「谷口さん,これよまれましたか?」
と尋ねられたのですが,読んでなかったので読みました.
教育関係でデューイ周りの話もあり,プラグマティズムはもう少し学ばなければと思っていたので,渡りに船でした.
この本は,なかなか良いです.
パースの話は,ともすると記号学関連の流れの中で読むことが多いのでしょうが,
プラグマティズムの中で見た方がスッキリすることは確かかもしれません.
しかし,プラグマティズムの中でもジェイムズ,パース,デューイなどがそれぞれにどの様な揺らぎを持って物を考えていたのかも,
よく書かれていました.
さらに言えば,本書はプラグマティズムの発露をアメリカへの入植の民族的原体験からひもといて行くので,おもしろい.
ちなみに,今,世界でユダヤ人はイスラエル以上にアメリカにいるそうですね.しりませんでした.
プラグマティズムはアメリカの中期(?)にあって,ヨーロッパの学術的伝統にすがらず,アメリカだってシッカリ学問できるんだ!
っていう,気概を育んでいったというところが在るようです.すばらしい.
しかし,現在のアメリカからはその魂は薄れ,より薄っぺらいものになりつつあるような気がしますね.
プラグマティズムを生んだアメリカの元々のアイデンティティは多様な民族を受入れ,「人種のるつぼ」としてのアメリカの誇りと理想.
その中で,共有できる価値を見出そうとする実験科学への志向性,宗教への寛容.
なにやら,古き良きアメリカは現在のアメリカ政治と,大分違うようですな.
個人的には,本書での発見はG.H.ミードがイケテルっぽい事を発見したことでしょうか?
なかなか,よさげです.ちょっとまた勉強してみます.
ミードの「社会行動主義」がワトソンの「行動主義心理学」と全然違うんだってことも,知ってホッとしました.
「行動主義心理学」は○○○(任意の悪口)ですから.
あと,ちょっとしたことですが,エエカンジのセリフがあったので,メモっときます.
デューイの所ででてきたんですが
教育(education)の語源って,
ラテン語のeducoで意味は
「引き出す」
って意味らしいですね.
子供から何かを引き出す.それが教育らしいです.
今,抱かれる教育のイメージって,むしろ
「押しつける」
って感じですが.![]()
学問思想的にはヨーロッパ気取りな私でしたが,
最近は,<実践知(phronesis)>求めて,基本的にプラグマティスト化が進んでいます.
気付けば,アメリカ人の本をよく読んでる.
![]()
頭がウニで,仕事にならないので,書籍爆読体制に入っていますが,
本を読むおつむすら溶け出した~![]()




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