0093 カント入門
2007-08-09 (thu)|カテゴリー:|
石川 文康
筑摩書房 (1995/05)
売り上げランキング: 52161
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おすすめ度の平均:
わかりやすく的確なカント入門書
ぐいぐい読めました
いい入門書だと思いました。
西洋人がやたら好きなカント.
この本は日本で数少ない,カント関連の新書本.
僕は好きになれないなー.
まあ,カント自身は時代も古いので,現在の私たちの一般的な哲学感,科学感からすれば,とめどなく古典であり,
すでに上塗りされた過去の所産だと僕は思います.
当時の異様な人間理性に対する盲信を前提にしないと,僕の感覚では,とてもじゃないけど,
カントの教えを積極的に有意義なるものと捉えることが本書を読んで出来ませんでした.
日本人は何かというと,哲学といえば,前提も世界観もなにもかもが日本人とあまりにちがう,西洋思想を読んでは「哲学感」に浸る.
しかし,僕はあまり昔の西洋哲学の偉人の言うことにどっぷりはまることはお勧めしない.時代背景や技術の背景がまるで違うし,
当時彼らが考えた事と私たちが考えることでは距離がありすぎる.
つーわけで,この本は僕にとってはもうひとつでした.![]()


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匿名 2007-08-09 (thu)
カント,ヘーゲルはルネサンス,宗教改革から始まる近代思想の集大成ですかね.
やはり,時代背景,文化,風土,宗教観が大きくことなるので,我々の世界観とは大きく異なりますよね.
たにちゅー 2007-08-09 (thu)
そうですねー.
すごい頭を悩ましてはる問題に,全く共感や実感が持てなかったというのが感想で御座いました.
数学,自然科学でさえそうですが,哲学はやはり,時代背景とのコントラストで見ないと,何の意味があるのか分からないことが在りますね.
minamizono 2007-08-09 (thu)
となると西田幾多郎とかだともっとしっくり来るのですかね?ちなみに「哲学概論」なら研究室にあったはずですが、哲学と宗教の違いとか明言されていて西田の割にはわかりやすかったです。とはいえ我々にとってどう嬉しいかという具体的なことはわかりません。
たにちゅー 2007-08-10 (fri)
まさにそうですね.
西田幾多郎は他の人が書いた入門書をよんだだけですが,痒いところにそこそこ手が届く感じでした.
まー,どう嬉しいかは,わからないのは哲学だからねぇ.
しかし,なんで哲学やるひとは,平気でメチャメチャ昔の時代の人をやるんだろうなあ・・・?
自然科学じゃ「専門はユークリッド幾何とニュートン力学です!」なんて相当の事がないかぎり通じないのに・・・.
shima 2007-08-10 (fri)
構造主義以前の哲学はある意味,歴史というか教養というか,そういうものになってる気がします.
また,大きな転回があるときには再解釈されたりするのかもしれないけど・・・・
西田哲学は私もちゃんと読まなきゃな.
日本人的といえば西田幾多郎以外だと,哲学者じゃないですけど,木村敏も結構,私はしっくりきます.
たにちゅー 2007-08-10 (fri)
そうですかー.
なるほど~.
僕の哲学者に対する認識がちがったようですね.
木村敏も有名ですね.勉強していませんが・・・
日本人の哲学者はどうも「自分の哲学」を主張する人よりも「他人の哲学」を解釈する人の方が多いような感じをうけますが,そのあたりもどうなんでしょうね.