0012 国家の品格
posted with amazlet at 09.06.05
藤原 正彦
新潮社
売り上げランキング: 2229
おすすめ度の平均: 
日本再生の鍵
藤原氏の危機感を共有する。
個人的には好きな内容でした。
素直に読んで
主義・思想はともかく面白いことは書いています
賛否両論ある本なのですが
久しぶりに本の感想を書く,たにちゅー
デス.
ちょっと長いんで,パスする人はパスしてくだされ.
おかん
に前から
「これ,よんだら~?お母さん読んだけどすごいよかったわー
」
みたいな,それに類した事を言われていたモノノ,出産・引っ越し・出張等で,ばたついて,読んでなかったんですね.アマゾンで書評を調べていたらカナリ賛否両論あるみたいで,☆の数も3.5と,ベストセラーの中では,まあまあ,分かれているご様子.
ある意味での専門家としては,コダワリのある話に触れて来るはずのタイトルでございまして
.
「こりゃ,ワシのコダワリ魂に触れる,だろうなあ・・・」
と,読む前からしばし警戒.
で,今日,ランチ
を食う時に時間ができたんで,読んでみたのです
.
で,行き着いた先は寧ろ
「国家の品格」いまいち・・
おかんスマネー
まあ,いろいろ意見はあるわけですが,基本は
議論が薄いように感じる・・・.
のが
全体から漂ってくるのは
「退官した数物系教授が専門分野をはみ出したところで,
一般教養レベルを本に書いてる文章」.これは,いろんな読者の共感と反感を買うのは仕方ない・・・.
著者自身が始めに述べているように.
「女房に言わせると,私の話の半分は誤りと勘違い,残りの半分は誇張と大風呂敷.」
「品格無き筆者による,品格ある国家論」
である事を読者は念頭におくべきでしょう.
でも,この本が,どっか日本人にくすぶる危機感をくすぐってくれるのは確か.
だから売れるんです!
もちろん売れることには理由がある!
そして売れる事は大切なこと!
ただ,その危機感を解消へ導いてくれる本では無いってこと.
退官された先生というのは得てして問題点だけを列挙して,
自分の思いつきてきた事を言って,
解決への糸口は見いださぬまま放置されるということがあるようにおもいます,
そこにはしばしば「後は若手に任せよう」という無責任さがあるように
思われます.
これが,自分の専門領域であれば,まだ,良いのだけれど,
教授という名で手に入った名声はなぜか他領域のご意見番としても
社会的権威付けが起こってしまうのがこわいところである.
皇室典範改正問題で諮問委員の委員長やった元東大学長の某先生にたいしては
「あなた,機械系やん!皇室関係ないでしょう!!」
と,実際に多くのひとがつっこまれたことと思います.
読む人は
「この本は専門書ではない.」
と,言うことを理解しておく必要があるでしょう.
まあ,わかって読まれている方が多いとは思いますが.
くれぐれもエッセイとして読みましょう~.
格差社会と言われる昨今で,それを筆者も嘆いています.
僕は過去に比べると,現在そんなに世の中悪くはなってないと思う.少なくとも,僕ら2,30代は,そんな悲観論より具体性のあるアクションで赤ん坊の為の未来を切り開く,責任があるのじゃ.
よりよい未来へのアクションにつながりうる研究や行動をすすめないといけませんね.
そういう警鐘の書とうけとることとします.
久しぶりに長文を書いてしまった.
ちなみに,この本を読んでおもしろいと思った方,より進んだ歴史観へ進みたい方には,こちら
ジャレ・ド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210051/qid=1144560110/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl14/503-2563691-6816734
が,お勧めです.


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