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0026 アメリカ弱者革命

2006-08-27 (sun)|カテゴリー:

報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか

報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか

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堤 未果
海鳴社
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おすすめ度の平均: 4.0

5 真実の米国
5 今私達にできることを考える
3 先行きは暗い
4 マスコミで報道されないアメリカの真実
4 戦争中のアメリカ

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ようやくアメリカでもブッシュ政権の支持率が慢性的に低下するようになって,「いまさらかよっと,多くの日本人は思っている昨今, 皆様いかがお過ごしでしょうか.

 しがない国のしがない町のしがないたにちゅーは,日本ローカル的には平和な日曜に読書に興じられる喜びを享受いたしております.

 んで,今日読んだ本.「アメリカ弱者革命」

 オカンの親友が発売モトの海鳴社の関係者でもございまして,そんなこんなで母からわたってまいりました.

 著者,堤未果さんは9.11のときにニューヨークの例のビルに入っていた野村證券で働いてはった,現在ジャーナリスト.

 アメリカのブッシュ政権の危なさは,映画(あー,名前が思い出せない・・・)などで警鐘が鳴らされまくっているので,もう日本人にとっては言わずもがななんですが,本書の魅力は,そういう状況を評論家的に俯瞰的な視点で書くのではなく,実際に著者が単身乗り込み,アメリカの電子投票システムの問題に抗議し,ハンストを行う男性に同行しながら,アメリカの警察の横暴や,福音派のカトリック信者の盲目さなど,つぶさに正面から体験しそれを書いていくという・・・.

 評論ではなく随筆,ノンフィクションである点が胸を打ちました.

 さらにそれ以外にも,軍が貧困層の若者達を勧誘して入隊させるリクルート活動や,イラクからの撤退のデモにも直撃.カナリ,ナマな声が聞こえてきます.

 イラク派兵された青年達の,インタヴューなど,ホントにリアルです.

 「お父さん,もうこんなことはやめなくちゃいけない.
 この国は,星条旗を振りながら,僕みたいな人間をふやしつづけているんだよ.
 ターバンの男達は死んだけど,僕も死んだ.
 イラクでは,きれいな土地も,文化も,家族のきずなも,みんな,みんな僕達が根こそぎ壊した.
 あそこには,父さんの言っていた,心から誇れるものなんて何も無いよ.・・・(以下略)」

(本文中p.225より抜粋)

 アメリカは民主主義×資本主義が行き着いた格差社会.
 ブッシュ政権の下,軍国主義的な匂いもカナリ強いものとなってるみたい.

 アメリカ国民の自己破産のほとんどが今や,医療費の支払い若しくは離婚費用というのには驚かされました.

 格差社会といえば,後から書くだろう中国の方が一枚上手ですが,日本が向かい得る格差社会のカタチとしてはアメリカの方に近いので考えさせられました.

 自民党総裁選においても,靖国論,改憲論など,争点になっていますが,僕らもがんばってTVキャスターと新聞紙の向こう側を読み解いて,自分オリジナルの宗教観,戦争観,経済と政治の繋がりについての見方,ナドを形成するところから始めないといけないのかもしれません.

 ITの世界はアメリカが先頭を走って,日本も技術・ビジネスでキャッチアップしようみたいな,世界に日ごろ身を浸しておりますが,それとパラレルにこんな泥臭いというかウェットなっつーか,リアル,アクチュアルでシビアな事が起こっているのですね.

 戦争&アメリカの貧困層なんてホントのところリアリティ無いし,IT業界の動向とかの方がどうしても僕にとってはリアルに思えてしまうけど,
経済の構造的にはITの方が寧ろ虚に近く,労働者の貧困問題などのほうが実に近いわけで,自分自身が何かホントの世の中に対してギャップを
持っているのかもしれない,と不安になったりしてしまったりしてしまいました.

うーーーーむ~

 本日はたまに突如として現れる,政治な話でした

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